そもそも全日本製造業コマ大戦とは何なのか。
それは日本全国の中小製造業が、自社の誇りを賭けて作成したコマを持ち寄り、
一対一で戦う大会です。
日頃は目に付きにくい製品を取り扱うプロの技が、土俵の上で激しくぶつかり合います。
そしてその頂点に立ったのが、岐阜県は美濃市の精密切削加工業を行う有限会社シオンです。
今回は残念ながら優勝したコマは無いのですが、
有限会社シオンが誇る、金属加工の匠の手により産まれたコマたちをご紹介させて頂きます。
まずはこちら
中心部は軽くて強い超超ジュラルミン。
本体外周は遠心力を得るために重い砲金。
先端には摩擦抵抗を少なくするために、硬い超硬球を使用しています。
私がなにげなく手でまわしてみたところ、ずっと見ていても全然止まらず、
止まったときには5分が経過していました。
止まったときには5分が経過していました。
まわるまわるとは聞いていたのですが、まさかここまでまわるとは…。
なんと日本一の投げ手がまわすと7分以上まわるそうです。
さすが日本一なのです。でも意外と惜しい。
さすが日本一なのです。でも意外と惜しい。
次にこちら
Zion-ZS372 ¥7800+税
中心部はZS371と同じ超超ジュラルミン。
外周は希少金属のタングステンを使用。
タングステンとは金属の中で最も融点が高く、硬くて重いため、電球のフィラメントから対戦車用の徹甲弾にも使われているレアメタルです。
タングステンとは金属の中で最も融点が高く、硬くて重いため、電球のフィラメントから対戦車用の徹甲弾にも使われているレアメタルです。
先端にはセラミックボールを使用しています。
こちらが当店にあるものの中で一番まわり、気合い入れてまわすと7分間はまわり続けました。
そして日本一の方がまわすと、なんと11分以上まわるそうです。
最近その記録が更新されたとかされていないとか。
ぜひみなさんも新記録に挑戦してみて下さい。
ぜひみなさんも新記録に挑戦してみて下さい。
そして最後がこちら
Zion-ZS381D Type1 ~風神~ ¥14800+税
このコマはシンプルなデザインの前の二種類とは大きく異なり、名前も見た目も奇抜です。
それもそのはず、こちらは自動車メーカーのデザイナーとシオンのコラボ商品なのです。
タイヤのホイールを思わせる男心をくすぐるデザイン。
それもそのはず、こちらは自動車メーカーのデザイナーとシオンのコラボ商品なのです。
タイヤのホイールを思わせる男心をくすぐるデザイン。
中心部には軽くて丈夫なチタン、外周にはタングステンを豊富に使用し
重量感を出しています。
観賞用としてデザインに特化して作られた風神なのですが、
まわしてみると4分以上まわりました。
そんなすごいコマたちの、持てる力を存分に発揮できる場所はこの土俵です。
土俵 ¥9800+税
航空機の摺動面に使われる滑りやすい材料を使用しています。
かなり重いので気をつけつつ、金属の重みを感じてみて下さい。
この土俵の上で、童心に帰りコマの相撲をとってみてはいかがでしょう。
かなり重いので気をつけつつ、金属の重みを感じてみて下さい。
この土俵の上で、童心に帰りコマの相撲をとってみてはいかがでしょう。
こうは言ってもやはり自分でまわしてみないことには魅力は伝わりません。
是非一度代官山蔦屋書店にお越し頂き、
こちらのコマたちを実際手に取りまわしてみて下さい。
サンプルが出ているのでその場でお友達との勝負もできます。
サンプルが出ているのでその場でお友達との勝負もできます。
手にとってはじめて日本の製造業の方々の技術のすばらしさを体感できるのではないでしょうか。
そして金属ファンの方々必見の
チタン削り出しのボールペン(こちらもシオンさん)も一緒に展示しています。
みなさまのご来店お待ちしております。
文具コンシェルジュ 古川浩司
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