フィリップ・ワイズベッカーさんはパリ・バルセロナを拠点に活躍するアーティストであり、イラストレーターです。
TORAYA TOKYOのパッケージデザインやパナソニックのコマーシャル「Life is Electric」、花椿の連載など、多方面で活躍していらっしゃいます。
どこかでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
今回は、オンラインストアでもご好評なフィリップ・ワイズベッカーさんの本についてご紹介します。
『ACCESORIES』
古い外国のノートを思わせる装丁。開くとそこには、ページの片方に古いカタログから切り抜かれたバックや時計、毛糸、コルセット、ベッド…もう片方にはそれらをモチーフにしたワイズベッカーさんのドローイングが描かれています。
古いデザインや静かな佇まいを持ったものを好んで描くワイズベッカーさん。
また、バルセロナ郊外にある古く小さな工場を記録した『POBLE NOU』という作品集。
直線は、定規を使って書いているそうですが、どんなにたくさん直線を使っていても、どこか温かみを感じさせるワイズベッカーさんの独特の線使い。
柱や窓、バルコニーや屋根など、じっくりとみればみるほど新しい発見があったり、見ていて安心するような懐かしさがあります。
建物の外観について。実際には見えにくい面も全体を見せたいという思いからどの面も前面に出ているように見えます。
私たちを迎え入れてくれるような懐の深さを勝手に感じてしまいますね。
また、『MARC’S CAMERAS』というシリーズもこちらはクラシックなカメラ達をドローイングしたもの。
全面はもちろん、上から見たシャッターボタンの部分や裏面なんかも丁寧に描かれていて、カメラそのものが好きという方にもおすすめの一冊。
全面はもちろん、上から見たシャッターボタンの部分や裏面なんかも丁寧に描かれていて、カメラそのものが好きという方にもおすすめの一冊。
小さな小さな作品集、『104BATIMENTS』は104つの建物がノートに詰まっている一冊。
いくつかの建物を眺めながら、その組み合わせなどを想像するのが好きなのだそうです。
軽やかなドローイング、みていてとても楽しいです。
『WEISBECKER Manufacturing Notebook3冊セット』はノート3冊組です。
こちらもとても小さいのです。(100mm×80mm 48P)
これはワイズベッカーさんのお財布にすっぽり入るサイズを再現してつくられたそう。
3冊それぞれヨコ罫線、クロス罫線、無地という組み合わせになっています。
ちょっとした考えごとやワイズベッカーさんのようなスケッチ、ドローイングなどにいかがでしょうか。
最後に、作品集『INTIMACY』※入荷予定 をご紹介。
ベースは、『Accessoires』と同じく、切手売買専用のデッドストックのノートだそう。
『INTIMACY』とは”親密性”という意味。古い通信販売のカタログの中から見つけ出された身近な品々。
ワイズベッカーさんが描くと、それらは大事につくられ、大事に扱われたものに見えてきます。
そこにはゆったりした時間が流れはじめます。
師走ももうすぐ終わりですね。
お掃除の合間、コーヒーを飲みながら、たまには活字をお休みして作品集を眺めるのはいかがでしょうか。