代官山 蔦屋書店 オフィシャルブログ
コンシェルジュ自ら仕入れた商品、企画したイベントなどを紹介します。

完璧に計算された芸術、電子基板(プリント基板)萌ェ の 世界 ・ 『moeco』 とは・・・

2014年2月7日14:15
“家業の工場で、少年は一人萌えていた。

基板に走る規則性のある配線パターンやシルク文字。
緑色の基板を蛍光灯の光で透かすと、その裏側にも遥かな世界が広がっている・・・”

(↑moecoメーカーリーフレットから抜粋)






美しい・・・・・・!

理路整然と並ぶ電子部品、無機質な半導体・・・
緻密に描かれたパーツの羅列が完成されたとき、その小さな世界からは新しいテクノロジーが生まれる。

電子基板を見ると、その秘めたるエネルギーに心ときめかずにはいられない!

なんでだろう!
どうして、こんなにも堪らなくカッコイイんだろう!!

この、愛して止まない基板を肌身離さず持ち歩けたら・・・!

そんな欲望を満たすアイテムがある。
その名も 『 moeco 』 (もえこ)、電子基板を“実装した”プロダクトである。




 【代官山 蔦屋書店限定】東京回路線図 名刺入れ

ご覧あれ、この美しい基板を搭載した名刺ケースを!

これは、大阪府吹田市にある株式会社電子技販が2014年1月から製作を開始した基板をまっとったグッズシリーズmoeco の名刺ケース『東京回路線図』である。(本体価格15000円)



その名の通り、電子基板によって東京都心の鉄道路線図が描かれている。
(これさえ持っていれば、外回りの仕事のときに迷子にならないで済む?!)
基板で描かれた路線・・・!
カッコイイ・・・・・・!!



駅の部分には抵抗部品が取り付けられ、駅名が3文字のアルファベットで記されている。(上記画像は東京駅=TKY)駅の規模や、乗り入れ本数によってパーツのサイズや色が違うという手の込みよう・・・

この時点でトリハダ級にカッコイイと思うのだが、それだけでは飽きたらない。
なんとこの名刺ケースは、カッコイイギミック満載のメタルアイテムで人気のCLAUSTRUM(クラウストルム)とのコラボアイテム。
蓋をスライドさせると、中の名刺がスッと出てくる仕掛けなっている。
何度でも、用が無くても、名刺を出し入れしたくなる、そんな魅惑的な名刺ケースに仕上がっている。
カッコイイ・・・・・・!!




株式会社電子技販は、もともと、あらゆる電子機器の中で活躍している電子基板を設計・試作・製造している電子基板の専門業者である。
電子基板、半導体、と言えば日本が世界に誇る産業。同社の基板もまた世界中で(多くはエンドユーザーの目に触れない部品として)活躍している。



この仕事をしていると幸運なことに、多種多様なジャンルの生産者の方と出会う事ができる。
そこで、共通して言えるのは「良い“ものづくり”をする人は、自分の作り出す“もの”を愛している」ということだ。
自身の作るものが愛おしくて、愛おしくて、どうしようもない。
だからこそ妥協なんかできるはずも無く、どこまでも納得のいくものだけを作る・・・。
moeco も、そうして自社の基板に夢中になった人が、ついに開発してしまった。
 


「基板は美しい!」「基板はカッコイイ!」



「基板が好きだ!」「基板が好きだ!」「基板が好きだ!!」

・・・ここまで来ればmoeco誕生も最早、必然の結果だったのかもしれない。
かくして、基板には新たな存在価値が発生した。(と言って良いと思う!)


moecoのラインナップは、東京回路線図(名刺ケース)の他に、ピンズ、カフス、キーチェーン、iPhoneケース、・・・などさまざま。


(上記はカフス(本体価格8000円)ジャケットの袖口からチラリとさり気なくのぞかせたい。)
カラーバリエーションも豊富で、定番の“ザ・基板カラー”な感じのするグリーンの他に・・・



(こちらはマネークリップ(本体価格10000円))
シックなブラック(ただ、いつもの基板が黒いだけなのに・・・黒いだけなのに!物凄くカッコイイ!!)。部品の金属色や、文字が良く映える。


(キーチェーン(本体価格5000円)基板の配列は、他にもう一タイプある。)
クールなホワイト。電子基板の知的な魅力を引き出して、清潔感のある印象。
(個人的には、かなりお気に入り・・・hshs)

(こちらはゴルフマーカー(8000円))
そしてピンク!!
こんな基板は初めて見た!ピンクの基板なんてあったのかー・・・・・・と、はじめて見た時に驚いたが、やはり、このたびmoecoのために開発されたカラーだそう。
無機質な基板に、やさしげなピンク色を合わせたところが、また妙に素敵である。



電子基板とは、基板に電子部品をひとつひとつ「実装」していく。

この行程を利用して、オリジナルの柄を作成できるアイテムもある。
世界に1つだけの文字や、絵柄を配した基板アイテム(iPhoneケース、名刺ケースのみ)もカスタムオーダーできる。(20000円~)
※詳しくは店頭、もしくはメーカーまでお問い合わせください。




何はともあれ、電子基板は魅力的だ!



一見しても到底理解不能な配列は、実は目的を果たすために、ひとつひとつが居場所を与えられた完璧な設計図から成り立つ。
本来生命の宿らない無機物の集合体から、何かを動かすパワーが導き出される神秘!
その、計り知れない可能性!

それを肌で感じると、わくわくして仕方が無い。

まるで暗く冷たい宇宙から、我々生命体が生まれた奇跡に似てはいないだろうか?!
そう思えば、電子基板には星空を眺める時と同様の感動を禁じえない・・・。

そんなのは、考えすぎだろうか?




・・・・・・あ。わかった、
こういうのを “ 萌ェ ” って云うんだな。

電子技販さんの“愛娘”『moeco』。
ぜひとも、お嫁にお迎えしたい!
代官山蔦屋書店・文具フロアにて絶賛お取り扱い中!
 ★プリント基盤デザインアイテムの全ラインナップはこちら

(つ)

追記:
今回「東京回路線図」作成にあたり、ちょっとしたわがままをお願いしてみました・・・
我等が代官山(DKY)のパーツを、特別に白くて大きいものにしていただきました!
(ターミナル駅でも無いのに!)
電子技販さんの遊び心に感謝!

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