1号館1階の文芸書コーナーでは2月19日より3月中旬まで
『新・この文庫解説を書いたのは私です』と銘打ちましてフェアを行っております。
文庫のよいところは、たいてい「解説」がついていることです。

著者と解説者の意外な、あるいはナットクの組み合わせをご堪能ください。
当店コンシェルジュのものもありますよ!
アガサ・クリスティー『蒼ざめた馬』早川書房・・・解説は当店コンシェルジュ!

★ 当店コンシェルジュ 解説
クリスティーは左目で現実を、右目で空想を、左目で悪を、右目で愛を見ているのだ。その先にあるのは神の姿や悪魔の存在ではなく、ごくありふれた、人間の姿。真実は、怖い。
西澤保彦『腕貫探偵』実業之日本社・・・解説は当店コンシェルジュ!

★ 当店コンシェルジュ 解説
風貌もはっきりせず、名前も定かではない人が事件に筋道をつける。
星の数ある探偵ものの中で、これは結局すごく目立つことになる。
ミステリアスな未知な探偵はいるけど、この人は「不可知」なたんていなのだ。
山田詠美『タイニーストーリーズ』文藝春秋・・・解説は当店コンシェルジュ!

★ 当店コンシェルジュ 解説
読書の変化は「自分が年をとると、年をとった人物に重ねがち」という単純さではない。50代の女性が青年と一心同体になり、恋をしたことのない男の子が恋愛上手な女性と心を通わすことができるのが、読書の魔法。
他にもこの著者の本の解説をこの人が!の組合せ。
伊集院静『浅草のおんな』文藝春秋・・・解説は、道尾秀介氏!
野坂昭如『東京小説』講談社・・・解説は、町田康氏!
奥田英朗『家日和』集英社・・・解説は、益田ミリ氏(まんが解説です!)
伊坂幸太郎『オー!ファーザー』新潮社・・・解説は、島田雅彦氏!
町田康『告白』中央公論新社・・・解説は、石牟礼道子氏!
その他にも店頭にはこれはという著者と解説者の組合せの文庫を集めております。
人文コンシェルジュ 間室 道子
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