今回はアンジンで2月から始まる特別メニューをご紹介します。
十勝ハーブ牛ステーキ 2,800円
(2月1日~)
NYで十年働いたシェフが日本へ帰国してから和牛・国産牛問わず良質な肉を求め辿り着いたのが十勝ハーブ牛。
養牛に10年以上情熱を注ぎ続けている、北海道の上士幌町(かみしほろちょう)という、十勝平野のちょっと北の方にある牧場から生まれた国産牛です。
飼育環境に適した土地で、2歳までは牧草本来の生態に合わせ牧草で飼育し、それ以降はゆっくりゆっくり、ハーブを混ぜた飼料で時間をかけて育てていきます。
<美味しい牛の3か条>
"良い肉"作りの極意
1.メス牛であること/きめ細かく柔らかい
2.時間をかけて飼育すること/
アメリカでは2歳にならないうちに18-9か月で出荷する牛が多く、
成長ホルモンを打ったり、去勢したり、出荷までの回転を速くしているのに対し、
十勝ハーブ牛は32か月以上かけて、長く肥育することをモットーとしています。
熟成させるのではなく育てていく過程で、旨みを蓄積させていきます。
ナチュラルエイジドビーフとも呼ばれ、高評価を得ています。
3.子供を産ませること
十勝ハーブ牛は、ミシュランを獲得しているようなレストランや、新しいものにチャレンジするイノベーティブレストランなど、
フレンチ、イタリアン、中華、和食様々なジャンルで活躍する、新進気鋭のシェフのレストランど多く取り扱われてるようです。
Anjinで使用する肉の部位は仕入によって変わります。
選ぶ基準はもちろんステーキに適した最高の状態であること。
バランスのいい歯ごたえ、サシ。
噛むほどに肉の旨みを感じられ、その時々で変わる付け合せのお野菜が華を添えます。
今回写真は春菊、ミニ人参、紅白ミニ大根、ラディッシュ、ミズナ、ミニかぶ、ほうれん草。
Anjinらしい、彩り美しい、上品な一皿に仕上がりました。
フランス・フルールドセルという塩と、わさびと一緒にお召し上がりください。
続いては一風変わったISLAY ALES(アイラ エールズ)のビールのご紹介です。
アイラモルトで有名なアイラ島のビール。
アイラ島はボウモアやラフロイグなどのモルトウイスキー(アイラモルト)で有名ですが、ビールの醸造所は2004年3月にできた、アイラ・エールズだけ。
飲みごろのお薦めは12℃と、日本のビールより高めの温度。
全ての工程を手作業で行っている為、希少なビールです。
バーテンダーからのおすすめはウィスキー好きの方にこのビールをチェイサー代わりに飲んでほしいとのこと。
通常生産の8種類のエールとはまた違う、特別なビールを十数本ずつと少量ではございますがお取り扱いすることとなりました。
是非ご賞味ください。
■キルホーマン・ペールエール(右)
5% 500ml 1,800円(2月1日~数量限定)
人気のサリゴ・エールをベースに、パンチの効いた味わいが楽しめます。
キルホーマン・モルトと共にラガー・モルトと小麦モルトを使った、ピーティでスモーキーな後味の金色のビール。
イングリッシュ・ゴールディング・ホップがまろやかな苦みをだし、さらにイングリッシュ・ブレムリング・クロス・ホップを味出しと香り出しの両方に使い、
サリゴ・エールに爽快な柑橘系の、レモンとグレープフルーツの香りを加えています。
■キルホーマン・ダークモルト(右から二番目)
5% 500ml 1,800円(2月1日~数量限定)
ダン・ホグス・ヘッドがベース。
濃厚な色合いでドライクリスタル・モルト、チョコレート・モルト、小麦モルト、未発が焙煎大麦とともに、キルホーマン・モルトを使い、その分ペールモルトの量を減らしています。
イングリッシュ・ゴールディング・ホップ、ブレムリング・クロス・ホップを味出しと香りだしに使い、深煎りしたモルトを使って出したドライな苦みに、ほんのりフルーティーさを与えています。
煮出しの途中で入れたイングリッシュ・ブレムリング・クロスホップがビールの香りに新しい次元をもたらし、後味の初めはチョコレート、後からスモ―キーでピーティな香りを味わえます。
さて、デザートにケーキはいかがでしょうか。
2月1日~2月14までバレンタインのチョコレートタルトがメニューに加わります。
ショコラフロマージュ 800円
まず、このタルト、甘くありません。
甘さ控えめをうたっているケーキはたくさんありますが、そうは言っても程よく甘いものがほとんどではないでしょうか。
侮ることなかれ。このタルトは本当に甘さが抑えられています。
かといってビターなわけでもなく、しっかりとしたチョコレートの味わいを十分堪能できます。
なんというかすべてのバランスが心地よく、パティシエの手腕の凄さを感じる逸品。
ココア風味のアーモンド生地と、2層目のビターチョコとクリームチーズの生地の間に、ヘーゼルナッツ&クーベルチュールチョコレートが挟み込まれています。
ちょこんと上にのった、つややかなシャンティショコラと一緒にどうぞ。
このチョコレートタルトに合う、ワインをご紹介します。
チョコレートは赤ワインとの相性が良いというイメージが強いですが、今回は敢えて白のヴィンテージワインをお薦めします。
なぜかというと、"甘くないのに濃厚"なケーキに対し、こちらのワイン、"甘いだけではなくキリリ"とした味わい。
特に出来のよかった年の甲州種のワインをタンクで10年以上熟成し、しっかりとした熟成感を持ちながらフレッシュさも感じさせる大変貴重なワインです。
長い熟成の間に、深みのある色合い、複雑な香り、甘味・酸味と微かな苦味が渾然一体となって調和し、他の葡萄では出せない味わいを醸しだしています。
凹凸がぴったりはまるように、しっくりくるものがあります。
ソラリス古酒甲州 ヴィンテージ2005
(2月1日~数量限定)
グラス 1,500円
デキャンタ 4,200円
ボトル 8,400円
そしてアンジン冬の定番といえばこれ。
ナポレオンパイ 1,300円 |
大粒で身が柔らかく中まで甘い、あまおうを(時期により変動有)ラズベリージャムで包み込んでいます。
伝説のマキシム・ド・パリのナポレオンパイを忠実に再現しました。
毎年心待ちにしてくださるお客さまもいるほど、ファンの多いスイーツです。
王道のミルフィーユは、ずっしりとしたクリームにパイのザクザク感が楽しめるものが多いですが、
ナポレオンパイはふんわり、パイ部分は少ししっとりとしたさっくり軽い食感が人気の理由かもしれません。
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2月もおすすめメニューが目白押しです。
皆様のお越しをお待ちしております。
文責・宮崎
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