●三条スパイス研究所とスパイスカフェ
「にほんのくらしにスパイスを」 と活動を始めたのが、新潟県三条市を拠点とした「三条スパイス研究所」です。
東京押上のスパイス料理店「SPICE CAFE」の伊藤一城シェフを中心に、
異分野で活躍する国内のクリエーター達が集い、活動しています。
●ビリヤ二は、スパイスを使った炊き込みご飯
この三条スパイス研究所作製の 「ビリヤ二」 のキットをご紹介します。ビリヤ二とは、スパイスを使った炊き込みご飯で、
インドやその周辺国で食べられています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjzDjd8CVnQI_eo5Xjezu2LPIlPhMqzwffp025tO5YL2ikVxkvTf0sw0hEe53wBfgLzbFQGe5K7-RIVViQN9A87spmTv1SRZKBbTVPlH3bh_oanXyWhaMxSLnH8N8kwF-nYC-h8ud-Wwpc/s640/re-001biriyahi201654.jpg)
▲円筒形の容器に、新潟産インディカ米とスパイスミックス&新潟産干し野菜と、作り方の説明書きが入っています。 / ビリヤニ調理キット(2人分) 1,500円(税抜)
●スパイスカフェのビリヤニは日本の大地の味
お米とかさが同量の干し野菜とドライフルーツがどっさり。新潟産のインディカ米は小粒で可愛らしく、優しくいい香り。
キットに水とオリーブオイルを加えて炊くだけで、滋味溢れるビリヤ二が出来上がり!
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjFoLZFTm2cTH9NSxgA19UVIOb4WIDU9feEmV2Stn60idC_IIrRcnFaKUtaZ4J4ZsTq4qvbDhpwVIgBhRB7cARYLYU3olf-r3Gi_sx4buxUyPTFvRZegcF6WbEkUYtZM-nP8L1NIDOYoEI/s400/re-007%25E3%2583%2593%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25A4%25E3%2583%258B%25E8%25AA%25BF%25E7%2590%2586%25E6%25B8%2588.jpg)
炊き込みご飯は水分が少ないので、水分のあるものが合います。
噛みしめるほどにじわーっと口いっぱいに広がる味わい深い日本のビリヤ二です。
調理時には、材料と水をよーく混ぜて下さい。
スパイスが片寄ると、スパイシー過ぎるひとくちができてしまいます。
炊飯器でも炊けますが、たまにお鍋でご飯を炊いてみると、
自分ができることがひとつ増えます。
また、おこげもおいしいおまけです。
なお、シナモンスティックやカルダモンの実は、食べても害はありませんが、
調理後、取り除いてもよいと思います。
カルダモンの実は、噛むと清涼感のある香りがします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjiiJVTdohYijNP8M8RH6lIHciy5OxGRgh17RRp-SE2mKxfYSzT3WBJqxpJtDzPq2YuhZWu07vdjVjHIU_nMxsfS5Uq1bUNMxVCh7iASflsopQM6JoDe7rNq0q07UnVKijlOeXKL_7OFmk/s400/re-IMGP4136%25E3%2583%2593%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25A4%25E3%2583%258B%25E3%2581%25AE%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2591%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2580%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25B3201659.jpg)
(カルダモンは黄緑のさやの中に黒い粒状の種が数粒入っています。)
●ビリヤ二のターンオーバー (ハンドパイ)
それだけで十分おいしいビリヤ二ですが、翌日のランチに持ち出したくて、ターンオーバー(turnovers)にしてみました。
ターンオーバーとは、粉生地を二つ折りにして具を包むハンドパイの一種です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifN3z_I2ik6D5mYf8z4_6DPldqI7wy0_xB11bSHT9TmVgoyQ5JiRU5ZKEocfhKHmxMES6VsF-aSuiAVPV53bigWa3Az5hBPFJ648N_S3Qo2TOo0iT0GbJE0YMkB-uUFkV1o0fkCjPFMio/s400/re-011%25E3%2583%2593%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25A4%25E3%2583%258B%25E3%2581%25AE%25E3%2583%2591%25E3%2582%25A4%25EF%25BC%2588turnovers%25EF%25BC%2589.jpg)
粉生地は、冷凍パイシートでも作れますが、
持ち歩いてもこわれにくく、立ってでもこぼさず食べられる、
パイとビスケットの間くらいの生地が合うと思います。
今回は以下の本のレシピを参考にしました。
『バターなしでおいしい パイとタルト』
吉川文子・著 誠文堂新光社
レシピの材料で「植物油」のところをココナッツオイル (液状) に置き換えました。
エクストラバージンココナッツオイルを使うと、
噛みしめ続けてほんのわずかにココナッツの香りがします。
当店では、ココナッツオイルもお取り扱いしております。
ブログでもご紹介していますのでご参照下さい。
(「美味しくて健康なココナッツオイルとココナッツシュガー」の項です。)
米の香り、干し野菜の滋味、粉生地のうまみを、
手と手道具で作り、噛みしめて味わう日常の贅沢…。
大地の恵みをお楽しみ下さい。
なお、ビリヤニは、2016年5月11日
(水)~6月12日(日)まで、
代官山 蔦屋書店 3号館1階料理フロア「夏の食卓フェア」にて販売しています。
(水)~6月12日(日)まで、
代官山 蔦屋書店 3号館1階料理フロア「夏の食卓フェア」にて販売しています。
料理コンシェルジュ
澤峰子