フードスタイリスト飯島奈美さんが、
『紀州の、うめ酢』 (紀州の白梅酢)を発売されました。
▲飯島奈美の 『紀州の、うめ酢』 500ml 800円(税抜き)
原材料は梅と塩のみです。
(赤じそは入っていません。)
この貴重で良質な梅酢とともに、
“梅仕事” に役立つ書籍を集めて料理書コーナーで展開中です。
●梅酢は酸っぱくてしょっぱい調味料
梅酢とは、梅を塩漬けすると梅から出てくる水分のことです。
なので、酸っぱくてしょっぱい液体です。
500gの梅から1カップ弱しか取れません。
▲『紀州の、うめ酢』500ml(左)と、500gの梅から取れる量の梅酢1カップ弱(右)。
自分で梅干しを作れば副産物として得られる貴重な自家製調味料ですが、
これを500ml (2カップ半) も、しかも質の良い紀州の梅で作った白梅酢を、
飯島さんの監修した商品で手に入れることができます。
●梅酢をそのままかけてみました
そのままなめると酸っぱくてしょっぱいので、
かけしょうゆのように、卓上で使ってみました。
梅干しのクエン酸と塩は、疲労回復や熱中症予防に役立ちます。
すいかはカリウムたっぷりでやはり疲労回復や熱中症予防に役立ちます。
甘くてジューシーなすいかにちょっと梅酢をかけると、
味がきりっと立ち上がります。
ところてんには酢醤油の代わりに
梅酢としょうゆを1:1か2:1位の割合でかけてみました。
海草からできるところてんの食物繊維、梅酢のクエン酸、青海苔のビタミン…と、
夏にふさわしい一杯ですね。
●梅酢のちょい足し
お手持ちの調味料などに、“塩分”としてちょっぴり混ぜ合わせてみて下さい。
味は塩分、香りは梅、栄養効果は梅干しと同じ!
▲小皿には、しょうゆ、ぽん酢、マヨネーズ、ケチャップ、生クリーム、練りごま。
ちょい足しは楽し。
自分の好みを見つけたり、誰かといっしょに食べるときの話の種にしたり。
レタスやトマト、ラディッシュなどにちょっとつけて味見してみて下さい。
●火を使わなくてもいい料理
夏の味方、山形のだしの調味にも使ってみました。
ぽん酢とめんつゆに梅酢を合わせて、混ぜるだけ。
ごはんにも麺類にも豆腐にもお刺身にも合います。
和風ガスパチョにもいいですね。
梅酢とオリーブオイルの相性もとてもよく、
食べるたびに体の中がきれいになる気がします。
●和のカクテル
自分で作るカクテルは自由です。
梅酢を塩分と梅の香りと考えて、和のソルティードッグにしてみました。
カクテルの本を読むのは、香りの組み合わせの参考になります。
●飯島さん、ありがとう
飯島奈美さんの小さなレシピ本、『紀州の、うめ酢 難のがれレシピ』 に、
梅は薬膳の効能がとても多い食材だが梅干は苦手な方もいる…と書かれています。
そうです、梅酢は梅干しが好きな人はもちろん、得意ではない人にも梅干しの効能が得られる貴重な調味料なのです。
▲ 『紀州の、うめ酢 難のがれレシピ』 飯島奈美・著 600円(税抜き)
こちらのレシピ本は、代官山 蔦屋書店と一部の蔦屋書店店舗にてお取扱いしております。
また、梅酢のレシピがたくさん載っている良書としてもう一冊ご紹介します。
『マクロビオティックの梅しごと 梅づくし』 (大久保千和子・著、PARCO出版) 1,600円(税抜き)
代官山 蔦屋書店の料理書フロアにて、
期間限定で梅フェアのコーナーをご用意しています。
梅関連の書籍を取り揃えてお待ちしています。
(フェアは2016年6月末日まで。)
料理コンシェルジュ
澤峰子