2016年5月14日

スパイスカフェ監修の炊き込みご飯キット「ビリヤニ」

●三条スパイス研究所とスパイスカフェ

「にほんのくらしにスパイスを」 と活動を始めたのが、
新潟県三条市を拠点とした「三条スパイス研究所」です。
東京押上のスパイス料理店「SPICE CAFE」の伊藤一城シェフを中心に、
異分野で活躍する国内のクリエーター達が集い、活動しています。

●ビリヤ二は、スパイスを使った炊き込みご飯

この三条スパイス研究所作製の 「ビリヤ二」 のキットをご紹介します。
ビリヤ二とは、スパイスを使った炊き込みご飯で、
インドやその周辺国で食べられています。


▲円筒形の容器に、新潟産インディカ米とスパイスミックス&新潟産干し野菜と、作り方の説明書きが入っています。 / ビリヤニ調理キット(2人分) 1,500円(税抜)

●スパイスカフェのビリヤニは日本の大地の味

お米とかさが同量の干し野菜とドライフルーツがどっさり。
新潟産のインディカ米は小粒で可愛らしく、優しくいい香り。
キットに水とオリーブオイルを加えて炊くだけで、滋味溢れるビリヤ二が出来上がり!


▲ビリヤ二に、プチトマトとベビーリーフを盛り合わせました。
炊き込みご飯は水分が少ないので、水分のあるものが合います。

噛みしめるほどにじわーっと口いっぱいに広がる味わい深い日本のビリヤ二です。
調理時には、材料と水をよーく混ぜて下さい。
スパイスが片寄ると、スパイシー過ぎるひとくちができてしまいます。

炊飯器でも炊けますが、たまにお鍋でご飯を炊いてみると、
自分ができることがひとつ増えます。
また、おこげもおいしいおまけです。

なお、シナモンスティックやカルダモンの実は、食べても害はありませんが、
調理後、取り除いてもよいと思います。
カルダモンの実は、噛むと清涼感のある香りがします。


▲カルダモンの実とシナモンスティック
(カルダモンは黄緑のさやの中に黒い粒状の種が数粒入っています。)

●ビリヤ二のターンオーバー (ハンドパイ)

それだけで十分おいしいビリヤ二ですが、翌日のランチに持ち出したくて、
ターンオーバー(turnovers)にしてみました。
ターンオーバーとは、粉生地を二つ折りにして具を包むハンドパイの一種です。


▲ビリヤ二を粉生地で包んで焼いたターンオーバー

粉生地は、冷凍パイシートでも作れますが、
持ち歩いてもこわれにくく、立ってでもこぼさず食べられる、
パイとビスケットの間くらいの生地が合うと思います。

今回は以下の本のレシピを参考にしました。

『バターなしでおいしい パイとタルト』
吉川文子・著 誠文堂新光社

レシピの材料で「植物油」のところをココナッツオイル (液状) に置き換えました。
エクストラバージンココナッツオイルを使うと、
噛みしめ続けてほんのわずかにココナッツの香りがします。

当店では、ココナッツオイルもお取り扱いしております。
ブログでもご紹介していますのでご参照下さい。
(「美味しくて健康なココナッツオイルとココナッツシュガー」の項です。)

米の香り、干し野菜の滋味、粉生地のうまみを、
手と手道具で作り、噛みしめて味わう日常の贅沢…。
大地の恵みをお楽しみ下さい。


なお、ビリヤニは、2016年5月11日
(水)~6月12日(日)まで、
代官山 蔦屋書店 3号館1階料理フロア「夏の食卓フェア」にて販売しています。


料理コンシェルジュ

澤峰子