2014年6月18日

ザハ・ハディド氏から目が離せません

2020年に開催される東京オリンピック。期間中、おそらく連日世界中に配信されるであろう
メインスタジアム(新国立競技場)のデザインを手がけたのがザハ・ハディド氏です。

彼女の建築デザインを、好き嫌いで語り始めたら、もうきりがありません。
いずれにせよこれから私たちはハディド氏の建築をメディアとしてではなく、
実空間として受け止めていくことになるのですから、もう目を離すことはできないのです。

メインスタジアムは現・国立競技場跡地に建設されることになっていて、
その隣には代官山に非常に縁の深い槇文彦氏が設計を手がけた東京体育館があります。
槇氏はその経験から、新国立競技場建設について重要な問題提起をされています。

そう考えますと、代官山蔦屋書店というのはこのトピックを考えるのにふさわしい空間に思えてきました。

というわけで建築フロアにつくりました、「ハディド&槇選書棚」。


両氏の代表的な書籍が、この棚にまとめられていますので、
両氏の建築思想を一緒に見て知ることができるのではないでしょうか。

この書棚の中から、お薦めの1冊をご紹介させていただきます。

『zaha hadid SPACE FOR ART』
これは複数の建築をまとめた作品集ではなく、 
ローゼンタール現代アートセンターについてだけが納められた、いわば単品集です。
表紙が非常にユニークで、真っ白いだけの紙に微妙に凹凸がほどこされており、
陰影によって認識されるようなデザイン。とっても建築的ですよね。
ブックデザイン自体に彼女の建築思想が滲み出ているかのようです。

なお、こちらの書籍はオンラインストアでもご購入いただけます。
http://tsite.jp/daikanyama/ec/tsutaya/products/33875/

この秋には東京で展覧会の開催も決まっているザハ・ハディド氏。ますます目が離せませんね!
わたしたちも注目し続けていきます。

商品のお問い合せは代官山 蔦屋書店・建築カウンター<TEL:03-3770-2525>まで。
お電話の際は「ブログを見た」とお伝えください。

建築コンシェルジュ 坂山 毅彦

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